スツールの緑のビロードをすべて剥ぐ…これで何百本のタッカーの針を抜いたのでしょう!
ありがたや、ステープルリムーバー!
ボロボロに劣化していた薄いウレタンと、厚いウレタンチップもすべて剥がします。
ただの箱になると思いきや、スネークスプリングというS字バネがついていました。
たしかに座り心地だけはよかったような気がします。
側面のラワンベニヤの部分は、タッカーの針のあとや、表面の剥げている部分などが目立ってしまって、塗装ではきれいになりそうもありません。
そこで木目調の壁紙を貼ることにしました!
まずは、パテを使って表面を平らにしていきます。
壁紙屋本舗の下地補修用パテは粉状なので、水で練ってクリーム状にしてヘラを使って、ベニヤの表面に塗ります。
粘度は自分で調整できるので、やわらかめに練って軽く塗ることができて便利。
少々の凸凹なら1度塗りでも大丈夫、一日置いて乾燥させて、いよいよ壁紙貼りです。
生のり付きの壁紙をチョイス、裏のフィルムを剥がすだけですぐ貼れるというすぐれもの!
巾90cmなので2枚の貼り合わせ、出隅は切り離さずそのまま連続貼りにします。
壁紙は木目に合わせて縦づかいにするので、まずは高さに合わせて切り、そのあと横巾をおおまかに切っておきます。
耳付き壁紙の耳の部分から貼り始めて1枚貼り終わったら、なでハケで空気を抜きます。
側面の平らな面で10cm程度を重ねて2枚目を貼り終わったら、つなぎ目の部分をステンレスの地ベラを使ってまっすぐカッターで切ります。
重なりの下の不要な壁紙を剥ぎ、ジョイントローラーでくるくる押さえると、あ~ら不思議、つなぎ目がわからなくなりました!
エンボスも入っているので、なかなかいい感じのナチュラルな木目です。
底は、ブルーシートならぬブラックシートを切ってタッカーでとめました。
これだけでガラッと雰囲気が変わりました。